さらばださくらば

小さなWebマーケチームを率いるリーダーの話

広告が嫌いな海外と、広告が好きな日本

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外部のセミナーに参加してきました

先日、Membersが主催する、顧客エンゲージメントのセミナーに参加しました。先頭バッターのJam Japan Marketingの大柴ひさみさんは、豊富な事例を元に、"商品ではなく体験を売ること"の重要性を語り尽くしてくれたのですが、これがとても面白かったです。

大柴さんはプロフィールによると電通に16年勤務したあと、アメリカに移住して、日米企業のマーケティング戦略を立案・実施しており、ad:techにも複数回登壇した、有名な方とのこと。 (お恥ずかしながら初めて知りました...)

大柴さんは元気なおばちゃんでした。黒のハットに赤のジャケットを羽織、とても良く喋り、エネルギッシュさが感じが伝わってくる。

まじで余談ですが、大柴さんをみて、ネットワーキングをちゃんとやろうと思ったら、明るめの服を着ていきたいなと思いました。また、常に笑顔を絶やさないのも大事ですね。そういえば、うちの会社にもデフォルトが笑顔な人がいる。羨ましい。

日本人は広告が好きである(?)

大柴さんがセミナーで紹介してくれた国別のアドブロック利用状況について、見たことある人も多いと思います。

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引用:http://digiday.jp/publishers/global-state-of-ad-blocking/

アドブロックというのは、広告をブロックするアプリのこと。これをインストールしておくとニュースやブログサイトで広告が非表示になります。アドブロックを入れている人は、"広告はうざい、邪魔"と強く感じているのだと思います。

当然、メディア運営会社にとっては、広告収入が減少することを意味する死活問題。アドブロックの出現により、広告の在り方が見直されている。

さて、日本のアドブロック利用率はポーランドやアメリカと比べて著しく低いことがわかります。大柴さんは「日本人は広告が好きなんですよね」とおっしゃられてて、なるほど、そういう見方もあったのかと、眼から鱗でした。

なぜ広告をブロックするのか

そもそもなぜ、広告はブロックされるのか、という問があります。広告が嫌われる理由は2つです。

1つはプライバシーの問題。追跡型広告とも呼ばれる、リターゲティングに嫌悪感を示す層が一定数います。さっきまで見ていた商品が広告に出ていて、プライバシーが覗き見されている気味悪さを感じるということです。

もう1つは、広告枠の数や配置の問題。枠の量が多い、誤クリックしてしまう、画面占有率が大きすぎる、といったことです。スマホでは、画面が小さいため、PCよりも広告の画面占有率がたかく「スマホ 広告 うざい」と検索すると、アンカー広告やインタースティシャル広告を嫌う人が多いということもわかります。

f:id:kaito87:20171029161551p:plain 参考:スマホで嫌われる広告って実際この2種類でしょ。 | 滝井秀典ブログ

個人的には、広告ブロックをする人は、2chまとめやアダルト等のサイトを日常的につかう頻度が高い方も多いだろうなぁと勝手に感じています。日本でも海外でも傾向は一緒なのでは。

単に海外が酷いだけ、という可能性も。

また、(これは僕の感覚ですが)「日本人が広告が好き」というより、「海外の広告体験が酷い」ということなのではないかとも思ってます。

業務上、海外のブログ記事などを読むことが多いのですが、海外のサイトは"メールアドレス登録してよ!"のポップアップがとても多く、「日本と違って、みんな肉食系だなぁ」と感じますし、AdSenseの広告枠貼りすぎなサイトもよく見ます。

アドブロック率が高いというのは理由があるはずだと思っていて、日本と海外のメディア体験や広告体験が大きく異なっている可能性があります。海外のアドブロック率が高いのは、広告が嫌われるような環境になっており、そこが日本との大きな違いになっているのでは、という話です。

最後に

ポーランドのアドブロック利用率38%というのはすごいですね。海外の方が 日本よりも危機意識が強いでしょうし、ネイティブアドへのシフトチェンジも急速に進んでいくのではないでしょうか。